エンジン

空冷エンジン

当時としては最高の部品をふんだんに使った、妥協のない造りにメカニックのだれもが認めたエンジン。その素晴らしさは時代とともに変化し、さらに進化しています。
心臓部であるエンジンは普段のメンテが重要であることはもちろん、乗り方や環境によっても状態や劣化度合いが変化します。
エンジンの調子が悪い原因は様々なため、経験豊かなメカニックの判断が必要です。厳密に現状のチェックを行い、原因の把握、そして、的確な修理とパーツの交換をご提案いたします。

タペット調整(ヘッド締め付け調整含む) 預かり修理

マフラー外し ヘッド調整

タペット調整とは、バルブとロッカーアームのクリアランスを適正な数値に調整することです。クリアランスが大き過ぎるとタペット音が大きくなり、また小さすぎるとエンジン不調の原因になってしまいます。
タペット調整の推奨走行距離は2~3万kmです。ご心配な方はご相談ください。
修理内容には、オイル交換、スパークプラグ交換、マフラー等の脱着を含みます。

※パーツは車種により異なり、別途必要になります。
※エンジンを降ろして行う他の修理と一緒にお申込みいただく場合は、割引いたします。

エンジンオーバーホール 預かり修理

エンジンオーバーホール1 ヘエンジンオーバーホール2 ヘエンジンオーバーホール3

空冷ポルシェオーナーになって1度あるかないかの大きな整備。だからこそ専門店の私たちにお任せください!

30年経ても現役で快走するポルシェの優秀なエンジンは、定期的なメンテナンスと走行距離10~15万kmに一度のオーバーホールは欠かせないものです。

オーバーホールはどこまで作業をするのかにより、作業時間および交換するパーツが大きく変わりますので、車体の状況、ユーザー様のポルシェライフプランをしっかり立てたうえで、作業の内容と交換パーツを決めます。

膨大で精密な作業工程は、深い知識と経験が求められます。

エンジンのオーバーホールは担当するメカニックにとっても腕の見せ所であり、作業中は常に緊張の連続です。多くの工程と、知識、経験の賜物をお見せしたいところです。
日之出モータースでは、作業工程をすべて撮影し、メールにて経過報告させていただきます。
もし可能であれば、一度ご来店して、作業を見学していただければ、それだけ車に対する親近感も湧くのではないでしょうか。

オーバーホールの詳細についてはこちら

エンジンオイル漏れ 一部日帰り可能

911の空冷エンジンはオイル漏れが付き物ですが、オイル漏れの箇所によってはオーバーホールする必要なく、簡易に修理することができる場合も少なくありません。
下記はオイル漏れの一例です。

シリンダー

964/993の場合、シリンダー付け根のクランクケース通しボルトからオイル漏れが発生します。
このボルトはシリンダーフィンの下に隠れているため、シリンダーを一度外さなければ修理できません。
この場合はオーバーホール作業が必要になります。

オイルクーラー

911もそうですが、964や993も生産から数十年以上経つと、エンジン本体とは別の部分からのオイル漏れも発生します。
オイルクーラーラインやオイルタンクホース等の劣化が原因です。
各部位別にお見積りさせていただきます。

ヘッドカバー

993はヘッドカバーの素材が樹脂に変わったため、熱による変形が起こります。
これがオイル漏れの原因になることがあります。
パッキンのみの交換で済めばよいのですが、カバーごと交換が必要な場合もあります。
それぞれのケース別にお見積りさせていただきます。

その他のエンジントラブル 一部日帰り可能

ポルシェのエンジンは非常に耐久性に優れています。
それは妥協のないパーツがふんだんに使われているからで、長年に使用でもパワーダウンを最小限に抑えられるように造られています。
しかし、走行距離が長くなってくると、どうしてもオーバーホール等の重整備が必要となってきます。
いろいろな原因で壊してしまったり、故障したり・・・心臓部なだけに何か違和感があると感じたらすぐにご連絡を・・・

ボルトの折れ

SCや911Turboに見られる、経年劣化によるヘッドスタッドボルトの折れです。
タペットカバーを外すと折れたボルトの破片が出てくるのですぐにわかります。
複数のヘッドスタッドボルトが折れてしまうと、圧縮漏れを起こし、エンジンの破損の原因となりますので、エンジンのオーバーホールが必要となります。

ピストンリング

マフラーから白煙が出るのは要注意です。
エンジン始動直後に若干出るのは、問題ありませんが、それがなかなか止まらない場合は、バルブガイドやピストンリングの劣化によって、シリンダー内部にオイルが浸入しているのが原因です。
ひどくなると、多量のオイルでプラグが点火しなくなり、大幅なパワーダウンになります。
写真のピストンは、オイルの侵入によって真っ黒になった状態です。
そうなるとエンジンのオーバーホールが必要になります。

コンロッド

エンジン中央から、カタカタという異音が出ている場合は要注意です。
クランクシャフトやコンロットのメタルベアリング劣化が原因の可能性があります。
このメタルベアリングが完全に破損すると、その破片が内部に廻り、エンジンに大きなダメージを与えてしまいます。
そうなるとエンジンのオーバーホールだけでは済まなくなります。
こうような症状の場合は、早急の点検をおすすめします。

※業者様、DIY整備などのお問い合わせはご遠慮ください。

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