ボディリペア

ボディリペアパイント

ボディ修理&ペイントといった作業は、当店のようなポルシェのみを扱うショップとは異なり、ボディ修理に関することなら、ありとあらゆる車種を対象としているところがほとんどです。そのため、ポルシェに関する詳しい知識は十分とは言えず、納車後のトラブルも多くなりがちです。
当店では、そのようなボディショップと協力関係を結び、ボディ修理に関するデータを長年にわたり蓄積してまいりました。その結果、当店が協力関係にあるボディショップでは、空冷ポルシェのボディならわからないことはないといえるレベルにまで達したと自負しております。どのような修理もお受けできる体制が整いましたので、安心してお任せいただければと思います。

オールペイント 預かり修理

クラッチディスク

オールペイントはピンからキリまで、かなりの価格差があります。上は200万円以上、下は50万円以下とその差はかなりのものです。では一体その差はどこから生まれるのでしょうか?
簡単に説明させていただくと、各パーツをどれだけ外してペイントするか、また、ボディの下地処理や使用する塗料によってもかなりの差になってきます。
つまり、どこまでこだわりをもって作業しているかで、その差は生まれてくるのです。例えば、当店の場合、フロントガラス、リアガラス、クォーターガラス、フロントフード、フロントバンパー、リアバンパー、ドアパネル、サイドパネルは最低限外し、必要に応じて、それらのシールパッキンの交換を行います。その後に現状での塗装面の状態を確認し、下地に錆やパテ等の問題があれば、剥離や板金溶接まで行い、ベストな下地作りを行います。
また塗料に関しても、ヨーロッパ製の塗料にこだわり、新車時のような光沢と表面強度、耐久性が維持できるように努めております。
これとは逆に、パーツ類は一切外さず、全てマーキングテープで処理し、下地も軽くポリッシャーをかけるだけで、安価な塗料を使用すれば、当然50万円以下でもオールペイントは可能になります。
しかし、仕上がりや耐久性を考えると、当店では後者のようなペイントをお受けしていないのが現状です。

それでは、以下にオールペイントの工程をご説明させていただきます。

1 外せるパーツは全て外します。

パーツ外し

まず、フロントガラス、リアガラス、クオーターガラス、フロントフード、フロントバンパー、リアバンパー、ドアパネル、サイドパネルと外せるパーツは全て外します。
そして、ボディのコンディションを見ながら、下地作りを行っていきますが、過去の修復歴や錆によるダメージがあれば、その程度に応じて塗装膜を削って行きます。 あまりにダメージが大きい場合は、全部剥離する場合もあります。

2 バンパーとサイドパネルの下地作りです。

バンパー下地作り

特にバンパーは飛び石等の細かく深い凹みが多いため、専用パテで均してプライマーという塗料の密着性と防錆効果を高める溶剤を吹き磨き上げます。
バンパーやサイドパネルのように樹脂パーツには樹脂用、金属パーツにはスチール用やアルミ用の素材に応じたパテを使用します。 この辺りもこだわりの一つです。

3 フードとドアパネル

フードとドアパネル

フードやドアパネルに関しても、同じように専用パテで均してプライマーを吹き磨き上げます。その上からペイントの下地になるサフェーサーを吹くことになりますが、このサフェーサーにもこだわりがあり、ペイント色に合せて何種類かの色を用意しております。それによって、飛び石等でキズが付いた場合にも、目立ちにくいような配慮をしております。

4 ボディ

ボディ

ボディもフードやドアパネルと同じで、専用パテで均してプライマーを吹き磨き上げ、サフェーサーを吹いて下地を作ります。

5 いよいよペイント

ボディ塗装 ボディ仕上げ

ポルシェ社のデーターを元に調色を行います。
オールペイントの場合は、データーにそってオリジナルの色を作ればよいのですが、部分ペイントの場合は長年の劣化や過去の修復によって、データーとは異なる色に変色している場合がほとんどです。そのような場合でも、長年の経験からベストな色を作り出し、元色との違いが出ないようにペイントします。
塗料を吹いた後は、専用ブースにて焼付け処理を行い、その後ゴミやハジキと呼ばれる気泡を全て取り除き磨いていきます。
最後にクリアを吹いて、最終の仕上げ磨きとなります。

これだけの工程があるのですが、その工程をどれだけ省くかによって、価格にも差が出てくるのは当然です。

※業者様、DIY整備などのお問い合わせはご遠慮ください。

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