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第2回 ポルシェの維持費について

外車ってホンマに「金食い虫」なの?

 ポルシェには一度乗ってみたいけど、維持費が高くつくんやろなぁ・・・」「外車は良く壊れるし、壊れたら維持費が高いんでしょ?」などなど。この商売をやってると、こんな質問をよく受けますなぁ。

 どこの国でつくられたって、車は車。ボディとエンジンとタイヤを組み立てた機械であることに大差はないはずなんやけど、どうもこの極東の島国では、「外車の維持費は高い」というのが通説になっておる。今回はそのへんの誤解をちょっと晴らしてみたいと思う。
やっぱりちょっとだけ「ややこしい話」ではある。

 確かに、外車の維持費が高いか安いかってのは難しい問題でもあるかな。高級外国車をらくらく購入できるリッチな人たちは、「フェラーリやロールスに比べれば、ポルシェの維持費なんて安いもの」と思うやろね。

そやけど、初めて外国車の購入を検討している人たちからすれば、正確な情報が少ないことも手伝って、「ポルシェは車検に50万円以上かかかるらしいぞ」とか、「ポルシェはしょっちゅう壊れるから、修理代用のお金を何百万も置いとかなあかん」という『悪評=風評』を信じてしまうのも、仕方ないのかもしれへんね。

 実際、ノーメンテの「ババの車(注=関西弁で『どうしようもないハズレの車』の意。故ジャイアント馬場氏の車ではない) 」 をつかまされ、修理代がかかって泣いている人もいるから話はややこしい。
 また、ポルシェのシリーズによっては、高年式車でもトラブルの多いものや、低年式車でも故障が少なくて日常の足に使える物もあるから、さらに話は複雑怪奇ということになってんねんな。

ポルシェの維持費って、いったいどれくらいかかるの?

 それではお答えしよう!ずばり!新車時から必要なメンテが施されてきた健康な911の維持費は、国産の上級車と同じくらいと思っていただきたい。もちろん車検についてもほぼ同じくらいやろね。フツーに手入れがされたポルシェが大きな故障をすることは極まれだし、作業工賃だって格別に高くなるわワケではないんや(詳しくはメンテナンスのコーナーをご覧あれ)。

 消耗品の値段に関しては、モノによっては若干高いものもあるが、そこは世界に誇るスポーツカーの部品。良き素材を使ったりしているからやと思う。例えば、高年式車のブレーキパッドとかは、国産のそれに比べるとちと高い。それでも、世界最高のレベルの性能を誇るポルシェのブレーキの部品やと思えば、とりあえず納得できる範囲のはず。

 また、低年式車、例えば84年以前のモデルは、多少のトラブルはあっても簡単に直せるし、中古パーツだって出回っているから、やり方次第でずいぶん安く維持できると思う。とにかく、ポルシェという車は耐久性がズバ抜けて優れているもんやから、20〜30年前のモデルでも元気一杯走り回っている車なんてザラにある。そやから、維持費が高いか安いかってのは、一慨に年式だけで判断できへんねんな。

別の見方をすると、ポルシェは耐久性がありすぎるだけに、往生際が悪い。
つまり、ボディが腐食してしまわないかぎり、なかなかスクラップにならへんということ。

さらに、長年乗っていると愛着も湧くため、古い車に際限なくお金をつぎ込んで維持しようとする人も多い。そのへんが悪評(風評)の出所の一つになってるのかもしれへんね。

結論としては、購入費用は別にして、「普通にメンテされた911なら特別維持費が高くつくことを恐れる必要はない」と申し上げておこう。
趣味にかける費用で充分。パチンコや競馬で大負けするよりは絶対安いはずじゃよ。

 そこで重要になってくるのは、どんなポルシェを選んで購入すればよいか、ということ。次回のウンチクでは「泣きをみないポルシェの選び方」をお話することにしよう。

それでは、さらばじゃ!!

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