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【エアコン 修理】

新型のポルシェにはない懸念事項、エアコンのトラブルが多い911,964。水冷でも968や928でも、エアコンが効かなくなるトラブルが発生します。
毎年、エアコンガスを継ぎ足して乗るユーザー様もいらっしゃいますが、環境問題、エアコンガス代を考えると、思い切って修理されることをお勧めします。
エアコン修理は高価なパーツが多い為、高額修理となりますので、日之出モータースではパーツを大量仕入れすることにより、できる限りリーゾナブルに修理ができるよう心がけていますので、ご安心ください。

国産の快適さとは異なり、911(特に89年まで)はACは他の機関と比べ問題の多いポルシェ。
実際に修理代金はいくらぐらいになるのか・・・点検してみなければ明確な修理代は出せないものの、
生産から10年以上経た各パーツは寿命を迎えていることが多く、
高額な修理代となるケースが多いのが実情。
修理方法は多岐にわたりますので、相談いただき、対策を決定していきます。
”おやじのウンチク”のACについて、も参考にして下さい。

AC故障の症状と原因、対策・・・一例です。

症   状 原因対策(最終的には実車確認が必要)

時折冷気がでなくなり、送風のようになる。

エアコンコントロールユニット、もしくはフラップモーターの故障。 いずれも交換の必要があります。
(964,993のみ)

エアコンガスチャージができない。

コンプレッサー、マグネットクラッチの故障。
コンプレッサーはリビルトが可能。
マグネットクラッチは交換が必要な場合があります。

エアコンガスを入れてもすぐに効かなくなる。

ガス漏れによる事例が多く漏れの箇所を捜すのが難しい。
大量の漏れは検知器で分かりますが1月以上掛けて漏れる場合は、漏れ検知剤を注入して期間を置いてから箇所を特定して、修理が必要。

ガスが入っているにもかからわらず、冷えが悪い。

コンデンサ−ブロア−が廻ってない。
エバポレ−タ−のコアの目詰まり。
水冷ポルシェや964,993の場合は冷暖切り替えシステムの不具合。コンプレッサーが回っていなかったり、マグネットクラッチが滑っている。エキスパンションバルブが故障。

最初は冷気が出るが、次第にでなくなる。

配管、エキスパンションバルブ、リキットタンクの詰まり。

エバポレーターとエキスパンションバルブ交換 *964*

AC修理が多い964の故障箇所は、生産から10年以上経つとほぼ各パーツが対象となります。代表的なエバポレーターとエキスパンションバルブは寿命ですので、ACガスを入れてもすぐに冷気がなくなる原因になる場合が多々あります。911も同様のケースが多いです。
ガソリンを抜く作業を含め、漏れ箇所の特定、配管のシール交換箇所特定など、時間と手間がかかる作業です。また、エバポレーターは10万円以上もする高価なパーツだけに、AC修理は高額修理となりますが、日之出モータースでは、高価なエバポレーターやエキスパンションバルブを大量仕入れにてお安く提供できるようにしています。

ガソリンタンクの脱着が必要ですので、ガソリンを抜きます。

内装や、フューエルライン、周辺パーツも外していきます。

外したガソリンタンク

配管を外し、エキスパンションバルブ(シルバーの長方形)が見えました。

同時に助手席側エアコン周辺も分解します。

ガソリンタンク、内装、エアコンハウジングを外した状態。

エアコンハウジング一式を取り外し中の点検と掃除をします。

エアコンハウジング内にあるエバポレーター新品と比べるとあまりにも違いが。

新しいエバポレーターとエキスパンションバルブに交換し、エアコンハウジングを組み上げ、完了に向かいます。

【エアコンの構造 911 '74〜89y】

国産とほぼ同じ構造ですが、配管の長さと素材(ラバー)が、ポルシェACの弱点です。
964までは同じような構造です。

@コンプレッサー

コンプレッサ−は冷媒を圧縮する重要なパ−ツです。
ポルシェは全て(SCを除く)日 本電装製の製品が使用されており、その性能や耐久性には定評が有り、精度も抜群で す。
 コンプレッサ−は、ガスが高くなり易い89年迄の911の場合、軸受け部分シ−ルから のガス漏れが多く見られます。
この場合はリビルトが可能ですが潤滑オイル切れに依る 焼き付きの場合は不可能です。

(故障レベル: 低)*リビルト可能 

 

Aマグネットクラッチ

コンプレッサーの焼き付きによって、マグネットクラッチも焼き付くと両方の交換が必要です。コンプレッサ−の前面に付くベルトの掛かった部分です。この部分に電気を流すとコ ンプレッサ−が回ります。
ガス圧が高くなるとコンプレッサ−が重くなりクラッチが 滑る事も有ります。以外に高価な部品で修理は不能ですが、プ−リ−のベアリングは交換できます。

(故障レベル: 低)

Bコンデンサー

コンプレッサ−で圧縮された高温高圧の冷媒を、冷却する重要な機器です。
コンデンサーの熱交換機能はク-ラ-の効きを大きく左右します。
コンデンサ-にも強力な冷却装置が必要で、主に電動フアンが使用されてます。
930系の効きが悪い原因の一つは、この機能が車の構造上充分な容量と機能が果たせないからです。コンデンサーもガス漏れします。アルミ製の物は修理は出来ませんので、新品と交換になります。 928、968、944はリビルト出来ます。

(故障レベル: 中) *一部リビルト可能

Cエバポレーター

エキスパンションバルブで気化された冷媒はエバポレ-タ-内で大量の気化冷熱を発生します。これにブロア−で送風しエバポレ-タ-を通過した後、ダクトを通り冷風として車内に吹き出します。仕事を終えたガスは再びコンプレッサ−に戻ります。
エバポレーターからの漏れは多く見られます。930系以外の車の交換は大変手間のかかる作業となります。
ガス漏れの場合はリビルト可能ですが、日之出モータースでは大量仕入により、リビルトと同ぐらいの価格で新品に交換できます。

(故障レベル: 高) *リビルト可能

Dエキスパンションバルブ

エバポレーターと同じぐらいに交換が必要となるパーツです。
エバポレ−タ−の入り口に付いてるバルブです。リキッドタンクで液化された冷媒を 再び気化させるバルブで、930系以外のポルシェは、この部分からのガス漏れも多く見 られます。写真は930のものです。

(故障レベル: 高)

Eリキッドタンク

名の通りコンデンサ−で冷却された冷媒を液化させる機器です。中にはストレ−ナ−や吸湿剤が入っており、サイクル-中のゴミや水分を濾過吸湿します。
R12ガス使用のリキッドタンクにはガスの流れを見るサイドグラスが有ります。
リキッドタンクとエキスパンションバルブの間に圧力スイッチ(930系は無し)が有り、ガス圧が低い場合や高い場合はシステムを守る為にコンプレッサ−を止める役目をします。

(故障レベル: 低)

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